あらすじ
福岡の山あいに住む一人暮らしのおばあちゃんの家に、引っ越してきた女の子。
でも女の子は引っ越してきたくありませんでした。すごい田舎だし、お化けみたいなおばあちゃんはいるし‥・。
すこし内気な女の子は、おばあちゃんとも転校したばかりの小学校にもなじめず、学校に行かなくなってしまいました。
ある日、おばあちゃんの家を探検していると、声が聞こえます。
「おばあちゃん、年だから独り言がおおいのかな?」と、思っていたら、独り言じゃなかったのです。泥棒?お化け?
不思議なおばあちゃんと謎の同居人。そして裏山にはまだまだ、なにか潜んでいるようです。
それは、妖怪・・・。ひょんな事から、その妖怪を救うことに!?
はてさて、内気な女の子は妖怪を救うことが出来るのか?
さあ、冒険のはじまりはじまり!
困難にも真正面から立ち向かっていく勇気を! 矢野ひとみ
異年齢で、毎日のように外遊びする子どもたちの姿が見られなくなってきたと言われ始めておよそ四半世紀以上は経つでしょうか。
競争社会の波にのまれ、ますます塾や習い事に忙しく、合間め時間を利用し、ゲーム機に没頭する子どもたち…。
かつて群れて遊びを産み出し、人と人との関係作りも遊びの中で学んでいたものが、ますます出来にくい社会へと、より拍車がかけられてきているように思います。
息子が小さいとき、山々に囲まれた、今も自然が手付かずに残っている実家へ行ったとき、買ったばかりのおもちゃを投げ捨て、大自然に飛び込み暗くなるまで妹や
いとこたちと遊んだ夜「ばあちゃん家は、おもちゃいらん!」と言ったのを、よく思い出します。
子どもたちが、大自然の中で木や石などから遊びを産み出して行く様は、誰に教わったものでもなく本能がそうさせたもの。
まさに生きていく力を蓄える瞬間だと思うのです。
子ども時代を子どもこらしく、たくましく、困難にも真正面から立ち向かっていく勇気、生きていく希望をこの作品をとうして感じてもらえたらと思います。
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